日本文化体験教室|さくら 京都

華道・生け花の花器

華道・生け花の花器

生け花で使う花器にはどんな種類

生け花では、花だけでなくどんな花器を選ぶのかも重要です。
組み合わせ次第で雰囲気がガラッと変わるので花器の種類や選び方を知っておくと生け花をより楽しめるようになりますよ。

華道・生け花の花器について知る!

素材別に見る花器の種類

花器の材質は大変多く、銅などの金属器、陶器、磁器、竹、籠、瓢、木などがあり、同じ素材でも形状や意匠が多彩です。 遊環の有無、口造りや耳、焼き物では釉薬や模様、絵など、目でも様々な模様を楽しめます。茶道具としての花器は新しい発想も生み出す土壌となりました。 竹の花器の創作や籠、瓢(ふくべ)など、様々な趣向を取り入れた時代ならではの展開を見せ、見立て道具としてのおもしろさを鑑賞することも醍醐味といえます。

鶴首

金属

銅器の歴史は、古くは中国で製造された青銅器が日本に流入したことに始まります。中国で発展した花入れ用の花器は、もとは「まつりごと」に使われた祭器であったり、酒器、食器であったりしたものです。
今日、銅器といえば”高岡”ともいわれるようになった高岡銅器。
加賀藩主であった前田利家公が高岡城を築いた際、鋳物師を招いて工場を開かせたことに始まります。
その後、江戸時代には仏具の製造が盛んになります。
信仰心があつく、熱心な仏教の門徒が多い北陸は、仏具の需要も高く、従来の鋳物師とは別に仏具師も鋳造技術を高めていきます。
江戸時代中期頃には多くの形や飾りを持つ、日本独自の意匠を持った銅製花器が作られるようになりますが、これは、二代池坊専好が活躍し、立花様式が整えられた時期とちょうど重なります。

陶磁器

陶磁器

位が高いとされるのが金属製のものと中国製の陶磁器製の花器で、日本製の釉薬(ゆうやく)の掛かった陶磁器、釉薬の掛かっていない陶磁器と続きます。

竹花器

竹花器

竹花器は銅器、陶器と異る風合いで、あらゆる草木をやさしく受け入れてくれます。
それは、器そのものが草木に相通ずる性状をもった植物によって作られているからです。
竹は、切断しただけで寸胴状の立派な花入となります。
考えてみれば、これ程安易で、しかも素朴な花器は他にみれません。
竹は切りとられたその時、冴えざえとした新緑の花入となり、日を経て色変わりしてくると、寂々の景色をつくります。
こうした竹の器は、様々な様相の中、無駄を捨象して浮かび上がった形をしており、
そうした花器だけに、そこにいけられた草木もまた、こと少なくして意味深いものでなくてはなりません。

籠

竹や籐(とう)、藤づるなどを編んで作られた花入れで籠の形をしたものを総称して「籠花入れ」と呼んでいます。(竹籠、籐籠など)

瓢花入

瓢花入(ふくべはないれ)は、自然の瓢箪の芯をくりぬいて花器に仕立てたものです。