日本文化体験教室|さくら 京都

宋胡録茶碗

宋胡録茶碗

宋胡録茶碗を知って茶道をもっと味わう!種類ごとの特徴や選ぶ際のポイントなど

タイのスコータイ県、サワンカローク周辺で作られる陶器に対して言われる。「宋胡禄」の語自体は産地である「サワンカローク」の音訳である。
素焼きの器に、梨地の白化粧をし、鉄絵で多少の飾り絵を描いたものを言ったが、後に意味は拡大され、タイで産出される焼き物すべてを指すようになった。
歴史的には、13世紀頃にラームカムヘーン大王が中国から陶工を呼び寄せ生産に成功した。
14世紀-15世紀頃には輸出用に頻繁に作られ、中国人の商人によって日本へ持ち込まれた。日本では茶器としてつかわれ、茶道が普及し始めた戦国時代から注目を集めて、江戸時代には茶人に広く持て囃された。

茶道で使う楽茶碗の焼き物の種類について知る!

宋胡録青磁

宋胡録青磁

青磁とは、青磁釉を施した磁器または炻器のこと。透明感のある青緑色の磁器で、紀元前14世紀頃の中国が起源とされる、後漢代に流行し以後次第に普及した。

宋胡録鉄絵

宋胡録鉄絵

鉄分を含む顔料を用い、筆で文様を描く技法をいいます。 鉄分を含む顔料は広い地域で産出するため入手しやすく鬼板(おにいた)、水打(みずう)ちなどの名でよばれます。中国では磁器の創始とともにはじまり、もっとも普遍的な絵付け技法として広く行われました。