表千家(おもてせんけ)|茶道体験 さくら日本文化体験教室

表千家(おもてせんけ)について

茶道

表千家

千利休(せん りきゅう)の孫である千利休(せん そうたん)には四人の息子がおり、そのうち長男と次男は早くに家を出ており、三男である千宗左(せん そうさ)が後継となりました。
その千宗左から始まったのが今日の表千家です。
表千家流の他、その流れを汲む二つの流派が存在しています。

表千家流

表千家流

表千家やその流れを汲む流派は全体的に保守派であると言われています。
例えば着物は地味なものを好み、座る際男性は安定する程度に膝をあけて、女性はこぶし一つ分あけて座るなどです。
お抹茶もあまり泡立てず、お点前も女性にとってやりにくい箇所以外はあまりアレンジされていません。

楽焼

江戸千家流(川上家)

江戸千家流とは、表千家流が京都のものであるのに対して江戸で始まったことからその名が付きました。
川上不白(かわかみ ふはく)から始まった流派であり、当時彼は表千家の七代目に弟子に入り活躍しました。
江戸に戻った後は江戸の町人や庶民に茶の湯の文化を広げました。現在の家元で第十代目となります。

長生庵

堀内流(長生庵)

堀内流は堀内仙鶴(ほりのうち せんかく)が開いた流派です。
俳人としても有名であった仙鶴は、表千家の六代目の弟子に入り修行しました。
表千家に入門する者は、久田(ひさだ)家、堀内家の取次ぎを経る習わしとなった。