日本文化体験教室|さくら 京都

7月(文月)の茶花

7月(文月)の茶花

7月の茶花

元伯宗旦は 利休さんよりも さらに深く 侘茶を追求した人物です。
表千家八代家元 啐硺斎は 60歳で隠居して 宗旦を名乗りますが、
その折に 「木槿にも恥じず二畳に大あぐら」 という句を残しました。

茶道で使う7月(文月)の茶花について知る!

文月の茶花

宗旦木槿(そうたんむくげ)

宗旦木槿(そうたんむくげ)

夏の暑さにも疲れを知らない木槿。
毎日新しい花を1ヶ月以上も つけ続けますが、 一つ一つは1日限りの 命が短い花です。
そのはかなさが 一期一会の茶道の精神に合致することから、茶人の間では 最も好まれる 夏の茶花 になっています。
色も 種類も 豊富なので、花が少ない季節に大変 重宝な存在です。
中心部が少し赤いだけの 一重の白い花を 千家三代 元伯宗旦が好んだと伝えられており、その花を 宗旦木槿と呼んでいます。