シロワビスケ(白侘助)|さくら日本文化体験教室 京都

シロワビスケ(白侘助)の栽培環境

日当たり・置き場所

シロワビスケ(白侘助)は、日当たりの場所に植えてください。
夏場の直射日光で葉焼けする場合がありますので、夏場は多少遮光した方が葉を綺麗に保てます。
耐寒性はあまりありませんので、東北以北では、冬場は戸内で越冬させてください。
剪定は早春に行います。あまり遅い時期にすると花芽がつかない場合がありますので気をつけましょう。

温度

冬場は戸内で越冬させてください。剪定は早春に行います。
あまり遅い時期にすると花芽がつかない場合がありますので気をつけましょう。

用土

用土はあまり選びません。露地植えの場合、水はけの悪い粘土質の土などの場合には、腐葉土などを混ぜ込んで植えると良いです。
鉢植えの場合のおすすめは、赤玉土・腐葉土の混合用土など。

シロワビスケ(白侘助)の育て方

水やり

露地植えの場合根付いてからは雨の降らない日が続く時以外は特に必要ありません。
鉢植えの場合、春~夏の間は良く成長し水を吸いますので、表土が乾いたらたっぷりとやりましょう。

肥料

寒肥か、早春に油かすなどを置き肥してください。

病害虫

花腐菌核病、すす病 花腐菌核病は、花弁に茶褐色の斑紋が現れます。
開花時期に雨が多いと被害が広がります。水やりのときも、花弁に水がかからないよう注意します。
病気にかかった花は、地面に落ちて翌年の病気の発生源となるので早めに処分します。
すす病は、カイガラムシなどの排せつ物が堆積した葉や枝に黒いすす状のカビが発生するもので、見た目が汚いだけでなく光合成を妨げます。

剪定・切り戻し

3月から4月に行います。開花前や開花中の株は花が咲き終わるのを待ってからでもかまいません。
花芽は春に前年枝から伸び始めた新梢の先に6月ごろつくられます。
樹形維持のために株全体の枝を短く切り戻す強剪定は花後すぐに行っても花が咲かなくなるので、数年に1回行う程度にとどめ、通常は枝の間引きと弱い切り戻しが基本です。
また、花芽がふくらむ9月ごろに残したい花芽を確認して、不要な枝を切り戻すこともできます。

植え替え・鉢替え

庭植え、鉢植えともに、最適期は春の3月中旬から4月、秋ならば9月中旬から10月中旬です。
庭植え、鉢植えともに、植え穴または鉢底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
弱酸性の土でよく育ち、アルカリ性の土では肥料が吸収されにくいため、葉が黄色くなり生育が悪くなります。
そこで、庭植えでは、建物や塀の基礎、コンクリートブロックなどの影響で土がアルカリ性になるような場所は避けるか、水はけがよく有機物を多く混ぜた土で盛り土をして高植えにします。

トクサ(とくさ)の花は7~8月に綿棒の先のような、楕円をした茶色の花がつきます。

夏越し

シロワビスケ(白侘助)は、夏の直射日光と西日が苦手の為、直射日光が当たる場所で育てている場合は、寒冷紗などで日よけをすると良いでしょう。

冬越し

耐寒性はあまりありませんので、東北以北では、冬場は戸内で越冬させてください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

さし木:6月下旬から8月に、春から伸びた枝から10~20cmほどの穂木をとり、水あげ後、清潔な土にさします。
さし木後は直射日光を避けた明るい場所で、空気穴をあけた透明ビニールで容器ごと覆って湿度を保ちます。順調に発根すれば、その年の9月中に鉢上げができます。